脳の構造
大脳連合野
大脳には4つの脳葉があるというのは前章でお話しました。この4つの脳葉にはそれぞれ運動野、体性感覚野、視覚野、聴覚野という特定の感覚を司る領域がありますが、それ以外にも色んな働きを司る領域があり、5つの大脳連合野と呼ばれる領域に分かれます。
まず前頭葉にある大脳連合野は前頭連合野(前頭前野)と呼ばれ、前頭葉の最前部にあります。ここは思考、意欲、情動などの精神活動全般を司っています。主に右脳に深く関係しているようですね。
また短期的な記憶をとどめておく為の一時的な貯蔵庫でもあります。次に前頭葉の後ろに位置している運動連合野と呼ばれる領域です。この領域は順序や方法が決まっている運動、例えばダンスや体操などをする時の体の動かし方を運動野に伝える役目を担っています。
この領域は左脳に深く関与しているようです。リズム感や規律性のある動きはこの領域を意識すると上手くいくかもしれませんね。次は頭頂葉にある頭頂連合野と呼ばれる領域です。ここは触覚と視覚の情報交換を行ったり、視覚からの情報を基に手足や身体の運動を制御します。
先生のお手本を見ながらのエクササイズなどが行えるのはこの領域の働きのおかげですね。見よう見真似をすることで刺激されて活性化していきます。後頭葉の視覚前野に存在している後頭連合野は視覚野で受信した光情報を分析したり統合したりしています。視覚の中枢を担っている領域と言えます。
見た目の好みなどの嗜好性はこの領域の発達具合の違いによって差が出てくるのかもしれません。 側頭葉にある 側頭連合野は聴覚の短期記憶を貯蔵するための領域です。側頭部にあるので耳から入ってくる情報を最も効率よくさばけるのでしょう。また側頭連合野のウェルニッケ言語野が言語を理解します。総じて言うと聴覚に深く関係している領域ですね。