右脳のトラブル
右脳障害後遺症
脳血管障害の種類は症状も多く、脳のどの部分がトラブルになったかで変わってきます。脳卒中と呼ばれる状態が最も脳の障害を引き起こす症状としては多いのですが、その中で右脳に深く関係する症状は「脳出血」と「くも膜下出血」です。
脳出血の主な後遺症は手足の麻痺や意識障害などが特徴的で、脳出血を引き起こす原疾患としては高血圧や動脈硬化症が挙げられます。くも膜下出血の症状は軟膜とくも膜の間に出来た動脈瘤が破裂して出血すると発病し、激しい頭痛、吐き気、嘔吐といった症状が出ます。
脳出血やくも膜下出血による死亡率は治療技術の進歩や高血圧や動脈硬化に対する有効薬の登場で原因疾患となる生活習慣病の管理技術が進んだために低下しました。しかしこのことは逆を返せば後遺症を残したまま生存するケースが増えたということになります。
その為、脳卒中後遺症の回復プログラムとして長期間のリハビリを続けている人が多いというのが現状です。また頭部の強打による閉塞性頭部損傷により高次脳機能障害を持った人は一生涯障害を抱えて生きることを余儀なくされています。
脳血管障害で残る後遺症は発作によって起こった症状の中でも頭痛や言語障害などの自覚症状や半身麻痺や手足のしびれなどの神経症状、うつ状態などの精神症状が治療後1ヶ月を経過した後も回復していない場合があります。このような状態を慢性期と言います。
脳血管障害で最も多い後遺症が半身麻痺ですが、これはいずれの脳卒中でも見受けられる共通の後遺症なので注意が必要です。リハビリなどである程度の回復は見込めますが、日常生活が送れるようになるには長期のリハビリが必要となる場合が多いです。右脳に障害が生じた場合は左半身麻痺や記憶障害を生じることがあります。また認知症に対しては今のところ完治する治療法が確立されていません。